プレス・リリース:オランダ軍、英国軍へ情報公開請求 世界自然遺産やんばるの森と米軍北部訓練場

2024年11月24日
プレス・リリース
オランダ軍、英国軍へ情報公開請求 
世界自然遺産やんばるの森と米軍北部訓練場

2024年11月27日、Okinawa Environmental Justice Project(OEJP)は、環境省がユネスコ世界遺産「沖縄島北部」の「重要な事実上の緩衝地帯」と位置付ける米軍北部訓練場で、2022年と2024年に米軍と合同訓練を行なったとされるオランダ軍と英国軍に対し、両国の情報公開法に基づき、情報公開請求文を送付しました。今回OEJPが公開を求めている情報は、両国軍兵士が北部訓練場の訓練に参加する前に受けた環境保全に関する教育や訓練、および北部訓練場で訓練に参加している期間に兵士が講じた環境保全措置についての情報です。

現在OEJPは、「世界遺産条約履行のための作業指針」の174項に基づき、世界遺産地域と周辺のやんばるの森に対する米軍の軍事訓練活動による影響や、世界遺産地域内の米軍廃棄物に関する情報を収集しています。情報収集の結果は報告書にし、2025年初頭に、ユネスコ世界遺産センターおよびその諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)へ提出する予定です。今回のオランダ軍、英国軍に対する情報公開請求も、この情報収集の一環として位置づけています。また、今回の情報公開請求文は、両国の駐日大使や、関係大臣、そしてユネスコ国内委員会事務局長にも送付し、それぞれの軍隊に情報公開を促すよう求めていきます。

なお、北部訓練場での合同訓練に参加している自衛隊が環境保護に関する教育や環境保全措置を行っているか、そして米軍の行っている環境保全の教育や環境保全措置を日本政府が把握しているかについては、2024年11月29日に行われるジュゴン保護キャンペーンセンターの環境省と防衛省との要請交渉のなかで質疑応答が行われます。


情報公開請求 
(住所手書き、、、)











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