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3月, 2024の投稿を表示しています

パブリックコメントの提出: 那覇港浦添ふ頭埋立、PFASの環境影響評価、沖縄県地域外交基本方針

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この1ヶ月の間に沖縄の市民社会の一人(吉川秀樹)として、3つのパブリック・コメント(パブコメ/意見)を提出しました。 那覇港浦添ふ頭埋立について のパブコメを浦添土地開発公社へ、P国の食品安全委員会による PFASの環境影響評価の審議について のパブコメを国の食品安全委員会へ、そして 沖縄県地域外交基本方針(案)について のパブコメは沖縄県地域外交室へ。ばたばたしながらなんとか書きました(質は?です)。下に記録として3つのパブコメ掲載しておきます。 MacBookもお疲れ様状態 パブコメの提出なんて意味がない、という人もいるかもしれないけど、パブコメ提出は法制度に位置付けられた市民による行政への重要な関わり方。どれだけパブコメが提出されるのかは「市民社会の力」の指標の一つと言えます。一方で企業もパブコメをだして行政に関わっていきます。今回のPFASの影響評価に関しては規制を緩くして欲しい企業もパブコメを出していると思います。 欧州PFAS制限案への企業からのパブコメ数 をみるといろいろ分かります。 那覇港浦添ふ頭の埋立についての環境アセス学習会を開催してくれた 里海22 、PFASについての情報を提供してれた The Informed Public Project に感謝します。ありがとう! 那覇港浦添ふ頭埋立についてのパブコメ PFASの環境影響評価についてのパブコメ 沖縄県地域外交基本方針(案)についてのパブコメ

やんばるの森を真の世界遺産に! NGO-UNESCO フォーラムに参加しました! 

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去る2月14日、15日、22日、23日、ドイツ、ベルリンのNGO, World Heritage Watchの主催する第12回世界遺産国際NGOフォーラム(NGO-UNESCOフォーラム)が開催されました。The Informed Public Projectの代表の河村雅美さんとOkinawa Environmental Justice Projectの代表である私(吉川秀樹)が参加しました。 やんばるの森 世界自然遺産ウォッチ プロジェクト 2月15日には、私が「Hesitant Heritage: Yambaru Forest and the U.S. Military’s Northern Training Area ("ためらう世界遺産:やんばる森と米軍北部訓練場")というタイトルで報告。環境省や米軍が北部訓練場や米軍廃棄物に関する問題に対応をすることを躊躇っている状況を伝えました。そしてこの状況を改善するために、ユネスコとIUCNから環境省と米軍に働きかけるように要請を行いました。報告や要請の内容は、宮城秋乃さん(蝶類研究)、花輪伸一さん(生態学)、河村雅美さん(国際社会学)、吉川秀樹(人類学)、そしてやんばるの森の地元住民や森を支援する人々のこれまでの取り組みを踏まえたものです。 このNGO・UNESCOフォーラムは、市民社会のメンバーが現場の情報を ユネスコ世界遺産センター とその諮問機関である 国際自然保護連合 (IUCN)、 国際記念物遺跡会議 (ICOMOS)、 国際文化財保存修復センター (ICCROM)に提供する重要な機会となっています。  NGO-UNESCOフォーラムでは、市民社会、ユネスコ、そしてその諮問機関がオープンに問題を議論し、意見や提案を交換する重要な場です。また市民社会のメンバーにとっては、自分たちの取り組みと他の市民社会のメンバーの取り組みを比較し、自分たちの取り組みを大局的に理解し、そしてネットワークを広げていく場でもあります。 一方、NGO-UNESCOフォーラムは、非公開で実施されてきています。なぜなら参加者の中には、情報を提供したことにより不当な対応を受ける可能性がある人々がいるからです。そのような人たちと比べると、沖縄の市民社会は、全体としては、まだ有利な立場にあり、世界遺産やんばるの森が抱え

Okinawa Civil Society Members Participated in NGO-UNESCO Forum

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On February 14, 15, 22, and 23, the Berlin-based NGO World Heritage Watch held the 12th International Forum on World Heritage (UNESCO-NGO Forum). Dr. Masami Mel Kawamura, Director of the Informed Public Project , and I, Hideki Yoshikawa, Director of the Okinawa Environmental Justice Project, participated in the UNESCO-NGO Forum. On Feb. 15, I presented “Hesitant Heritage: Yambaru Forest and U.S. Military’s Northern Training Area.” I argued that the Japanese Ministry of the Environment and the U.S. Military have been highly “hesitant” to discuss issues relating to the Northern Training Area. I requested the UNESCO World Heritage Centre and IUCN to help resolve this situation. My presentation is a result of collaboration between Akino Miyaga (entomology), Shin-ichi Hanawa (ecology), Masami Mel Kawamura (international sociology), Hideki Yoshikawa (anthropology), and local community members and supporters of the Yambaru forest.          Yambaru Forest World Natural Heritage Watch Project